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    2010

02.26

浅田真央選手で見るメンタル面と思考切り替えの重要性

言わずと知れた世界No.1の実力を持つ浅田真央選手を題材にメンタル面と思考切り替えの重要性について考えてみた。
彼女を語る上で欠かせない人物がいる。
そう、同じ19歳で同じアジア人でもある現世界No.1のキム・ヨナ選手だ。
だが、それは彼女の実力というより浅田選手に原因があると感じる。

浅田選手が世界No.1時代に施された浅田包囲網によって作られた「エッジの使い方」と「転倒による減点を大きくする」のルール変更が彼女を苦しめている。
日本人(白人以外?)が活躍すると面白くないためルール変更されるというのは世の常である。
元々アジア人よりも身体能力が著しく高い白人が身体能力的優位を持っているのにルール的優位まで作ってしまうという弱者イジメが大好きな白人がやりそうな事だ。
アジア人の身体能力は世界でも圧倒的に低い時点で相当ハンデを背負っての戦いになっているのだから、これでアジア人の身体能力が白人や黒人と並ぶようならアジア人が間違いなく世界標準になるだろう。

脱線したので本題に戻す。
なぜ浅田選手が勝てなくなったか、だ。
彼女は本来、世界No.1になるだけの実力を持っている。
だが今シーズンは散々な結果だった。
その理由は、メンタル面にある。
彼女が世界を席巻した2004/2005の時代は「ノーミス」や「安定感のある演技」が彼女の代名詞だった。
それが、2009年2月~2009年10月の9ヶ月間の個人戦では4戦4敗という結果だ。
しかし、結果よりも内容が非常に芳しくない。
ミスを恐れるあまりのチグハグした演技が目立った。
しかし、次の大会では自身の記録で3番目に高い得点の204.62という圧倒的勝利を果たし、次の大会でも優勝した。
これを復活というテレビ番組があるが、本当にそんな風に思っていたらまるでわかってないと思う。
彼女がなぜ勝てたかというと最大のライバルでもあるキム・ヨナ選手が出場していなかったからだ。
浅田選手は彼女と徹底的に比較され、メディア戦などを利用した韓国側の心理戦や実力伯仲の相手もありプレッシャーを感じていただろう。
負ける度に彼女への意識が高まり、いつの間にか「苦手」や「嫌い」と考えるようになったのだと推測する。
つまり、彼女の不振は自分自身の意識の中にある。
苦手意識を払拭するには相当の努力を要する。
だが、今の彼女には練習する事よりもそれが最も必要だと思う。
いくら世界一の実力があったとしてもそれを全力で表現できるだけのメンタルがないと宝の持ち腐れになってしまうからだ。
非常に勿体無いと感じるばかりだ。
なぜなら、彼女の体が今のレベルの高いベストの状態を保てるのは最大でもあと5年程度じゃないかと思う。
それを過ぎてからの体の劣化は目に見えてわかるだろう。
そうなると経験とメンタル面に頼るしかない。
たかだか苦手な相手がいるかどうかの違いでここまで悪影響を及ぼすのがとても勿体無い。
彼女のこれまでの戦歴を見ると、1年に5~7戦程度だ。
その半分はキム・ヨナ選手と当たる。
つまり、彼女らしい演技が見れるには年2~3戦程度となる。
また、このまま浅田・キムヨナ時代がいつまでも続く訳がない。
次世代の天才が必ず現れる。
自分らがそうだったように、天才少女が現女王を駆逐する日が必ずやって来る。
浅田選手がジュニア世代の世界大会を総なめしている頃、世界ではスルツカヤ選手が世界選手権、欧州選手権、ロシア選手権、GPファイナル、GP中国杯、GPロシア杯の全てに優勝を果たしていたがトリノ五輪で荒川選手に敗北を喫した後から彼女の選手生命はほぼ絶たれた状態だ。
そしてその荒川選手もまた天才少女の存在に脅威を感じて見事なタイミングで引退した。
ISUグランプリファイナルのトップ3を元に統計を取ってみると女子だとベストの状態を維持出来るのは5~6年程度が限界のようだ。
浅田選手は既に5年目になっているのであと1~2年程度で新生が出てきてもおかしくない。
ジュニア世代最大の大会でもある世界ジュニアフィギュアスケート選手権を見てみると、次世代の有望株は長洲未来選手、レイチェル・フラット選手、キャロライン・ジャン選手、アリョーナ・レオノワ選手辺りのようだ。
彼女たちが浅田・キムヨナ時代に終止符を打つにはまだまだ役不足だから当分はこの黄金政権が続くだろうと予測出来る。
今の浅田選手の敵はキム・ヨナ選手しかいないのだからここでキム・ヨナ選手に勝てれば彼女が長期に渡る女王に君臨出来るわけだ。

では、どうやって苦手を克服するか・・・
そこが最大の課題だ。
それには意識を修正するのではなく、切り替える必要がある。
意識の修正は非常に苦しく、また困難である。
好きな食べ物を「食べちゃダメ、食べちゃダメ」と考えたり、苦手な食べ物を「これは美味しい、これは美味しい」と考えた所で絶対に考えが変わる事はない。
それが出来るなら何らかの方法でそこまで悩まずに既に達成出来ているだろう。
何かを「修正」するというのはとても困難極まりない。
しかし、別の考え方に「切り替える」というのは非常に楽だ。
手段は異なるが同じ結果をもたらせるならば、楽な方法を選ぶ方が効率的で良い。
そしてその分、本質的な課題に努力を費やす事が出来る。

別の考え方に「切り替える」方法が楽である証拠に、俺が数年前からベジタリアンになった事を挙げる。
ベジタリアンになる前は野菜・魚はほとんど食べずに濃い味付けの肉料理ばかり食べていた。
それが屠殺の事実を知るや否や、すぐに肉を食べずに野菜・魚中心の食生活が出来るようになった。
それを行うための苦痛など一切なかった。
それが、別の考え方に「切り替える」ということだ。
極端な例を挙げてみたい。
今食べているミンチ肉が実はこの生物(事実と異なるが非常にグロいので見るときは注意)をミンチにすり潰していたとしたらどう思うか想像してもらいたい。
「食べたいのに止めるんだ」ではなくすぐに「食べたくない」と思い、そしてそれはすぐに行動に移せるだろう。
つまり、これは考え方1つで自分の行動を簡単に変える事が出来るということを示している。
それが行えるならば、それを利用する方法だけを考えれば良いだろう。
ある条件で普段と違う行動が出来るなら、それは必ず日常的に利用できるに決まっているというのが俺の考え方だ。
後は一体、自分の脳がどういうプロセスを経てそうなるのか詳しく分析するばわかる。
人によって考え方は違うので経緯を言い切る事は難しい。

浅田選手は全日本などのようにキムヨナ選手と戦わなければ実力を存分に発揮できている。
ではその条件をキムヨナ戦に使ってあげれば良いだけだ。
浅田選手が全日本などの時にどう感じているか俺が知る事は100%不可能だ。
だが、テニスの試合に嫌いな人が見に来ている時と見に来ていない時とでは明らかに感じ方は違うだろう。
そして、見に来て欲しい人が見に来ている時といない時とでもまた違うだろう。
彼女がこれと同じように感じているならば、後者の条件を常に発揮できるようにすれば良い。
最も簡単なのは、キムヨナ選手を好きになることだろう。
彼女とは同じ19歳で世界女王を争う人生のほんの僅かな期間を共有する世界に一人しかいない存在であり、こんなドラマチックな相手に恵まれる事は滅多にない非常に稀な状況だ。
そんな彼女に老後「浅田真央と言う偉大でとても素晴らしい凄い選手がいたんだよ。私はそんな彼女と常に世界一を争っていたの。きっと彼女がいなかったらあそこまで白熱してはいなかっただろうね。」と語り継がれるそんな風に思われる選手であるために彼女との戦いでは今まで以上の実力が発揮できると笑顔で言えるようになる事が必要だろう。
俺は相手が強いほど燃えて「こんな相手と出会えて嬉しい。なぜなら目標に出来てもっと強くなれる」と思えるからだ。
浅田選手がここまでキムヨナ選手に苦手意識を持つのはマスコミが必要以上に煽り立てるからだ。
事実が一人歩きしだして健全な思考力が維持できなくなっているんだろう。
マスコミが浅田選手を潰していると言っても良いだろう。
マスコミがなぜ自国民の選手を潰すのかわからないが、「バカに包丁を持たせるな」状態ではある。

手段はもう1つある。
自分の普段の演技が出来れば世界No.1の高得点は出せるのだから彼女の意識が何にも囚われなければ良いのだ。
全日本の状態で望めば良い。
それには非常に高度な集中力を要する。
全日本の時の感覚、感情、記憶、光景を頭の中で猛烈に具現化して臨むのだ。
目を瞑り、集中して記憶を呼び戻し目を開けたときには全日本の光景になっている事を思い描く。
すると、その時の状態が脳を支配して鳥肌が立つと共にスイッチが入るだろう。
曲をスイッチのスタートにするのも良いと思う。
普段の練習前には必ず最高の演技が出来た時の事ばかり何時間も考える。
そして、曲が始まった時に一気に解放・放出して別の人格を呼び入れる。
それが出来ると体は自然に動き、緊張は一切なくなって体が敏感に感じる程の感度と共に鳥肌が立ちスイッチが入る。
それを練習で習慣付けておくのも良いと思う。
また、相手の情報は一切シャットアウトして前の選手などの歓声は自分への声援と思うようにポジティブに受け取る事も良い。
みんなが自分の演技のためだけに駆けつけて、そして出てくる前に歓声を上げて会場を暖めてくれている。
また、集中力を上げるために試合前の時間はひたすらプログラムのイメトレを余裕がなくなる程にするのも良いと思う。
無駄な「思考」が体を緊張させてしまうからだ。
なら、「思考」するだけのヒマを与えなければ良い。
約束時間間際で遅刻するかどうかの瀬戸際の時、物凄いパワーが出る経験はした事はないだろうか。
その時、緊張は絶対にしていないと思う。
冷静に「思考」するだけの余裕がなければ絶対に緊張はしない。
万全な状態で整えていくよりもギリギリの方が良い結果を出せる事がある。
トリプルアクセルを飛ぶとするとき、演技1時間前まで3時間かけて全国放送でVTRや煽り映像を見せて東京ドーム並みの超大規模な集客数と大々的でド派手な生煽り、それを女王席のような豪華な椅子に座らされていざ飛ぶのと、急にいきなり「15秒でトリプルアクセル飛んで、「ハイ」」と手を叩かれた時とでは同じ事をやるにしてもまるで別だ。
思考するだけの余裕がなければ人は緊張出来ない。
それを作り込む事は結構効果的だと思う。
なので、全プログラムのイメージを30秒で1回が限界だとしたら次まで5分あるなら10回イメージするなどすれば「本番ですよー」と言われても「ちょっと待って、まだイメトレ終わってない」と焦るくらいが丁度良い。

最後に根本的な事について1つ言いたい。
今、世界では実力向上を考える「ジャンプ派」か、安全確実性を重視する「表現・質の向上派」かで別れている。
男子ならプルシェンコ選手や高橋選手、小塚選手など多くがジャンプ派で、今回金に輝いたライサチェク選手(俺は開拓時代の人と呼んでいる。顔がそういう感じだから)や織田選手が表現・質の向上派だ。
女子なら浅田選手や安藤選手がジャンプ派で、キムヨナ選手が表現・質の向上派だ。
プルシェンコ選手は「採点システムは変更されるべきだ。五輪王者が4回転ジャンプの跳び方を知らないならば、男子シングルではなくアイスダンスに名前を変えなくてはならない」と怒りをあらわにした。
浅田真央包囲網が色々な所に歪を起こしている。
彼は、「競技である以上、美しさよりも難易度の高い技の習得をするべきで、それは点数にも評価されるべきだ!美しさを争うならダンスではないのか!」と言いたいのだろう。
人が評価するタイプのスポーツは非常に権力争いに翻弄されやすい。
俺は彼の意見は正論だと思う。
ダンスを別に作り、技術の争いの部を作ってあげるべきだろう。
そもそも根本的にベクトルの方向が違うので両立させるのは難しいのかも知れない。
剣の硬さを追求するのと折れにくさを追求するのではベクトルが違うという話と同じだ。
硬くすればするほど折れ易く、折れにくく柔らかくすればするほどに硬さが無くなる。
(日本刀は両立しているから世界最高の刃物と言われているが)
確かに見ていても「演技・質の向上派」の方が見栄えは良い。
無理をすればするほどにナチュラルさがなくなるし、同じ練習時間をジャンプに費やすわけだから当然偏りは発生する。
これは、例えば長距離を「スタミナがあるから先行押し切り型」、「爆発力があるから後方差し込み型」と言った違いなどではなく、もっと完全に異なる区切りと言えるほどの差異だ。
だが、現時点では「表現・質の向上派」を優位に見る傾向にあるので、浅田選手はそっちを重点的に行うべきだろうと思う。
逆に考えたい!
このままルールが「ジャンプ派」で突き進んだとしたらどうなっていただろうか。
浅田選手はここぞとばかりにジャンプの練習に磨きをかけただろう。
しかし、それは同時に表現・質の向上はあまりしなかったのではとも思える。
というのも突然のルール変更で「表現・質の向上派」になった場合、それなりの歳になってからだと根本的変化は受け入れられなかっただろうと感じる。
今くらいの脂が乗ってきている年代だから対応出来ると感じる。
個人的にはプルシェンコ選手の抗議により何らかのルール改正があると思っているが、今回はキムヨナ選手のような美しさを習得する方が無難だろう。
このルール変更はむしろ、苦手(穴)を失くすための試練だと思えば良いと思う。
元々、ジャンプに全てをかけるという状態が好ましくないからだ。
なまじ、身の丈以上の事が出来てしまう才能を持ち合わせたが為に、それに固執してしまい選手生命を終わらせるのはバカげている。
なぜ固執する必要があるのか考えて欲しい。
「それしかない」のではなく、「それもある」と考えればどれだけ精神的に楽だろうか。
つまり、得意分野だけを磨くのではなく全てを磨いてなお得意分野を突出させるべきだ。
キムヨナ選手のスピード感と1つ1つの質の高い演技を真似ることが出来たならば、もはや浅田選手を脅かす選手はいないはずだ。
俺は1つ1つをキチンと仕上げる事は敷居が高い高度なジャンプに挑むより非常に簡単だろうと思うのだが。
自分でさえドキドキする程の不安定なものを武器にしてしまうと精神状態が非常に不安定になりやすくてメリットよりも悪影響の方が大きい。
それよりも確実に失敗しないと言えるものを武器になるまで昇華する方が圧倒的に精神状態が良くミスを防げる。
この差は非常に大きく、それは浅田・キムヨナ対決でハッキリと結論付いている。
また、どちらが有利に働くかはバンクーバー五輪の結果が示している。
今は一定量のジャンプ練習は継続しつつもキムヨナ擬似練習が最重要項目だと思う。
キムヨナ選手を好きになり、尊敬してマネをしてみる事が先ほど言った苦手意識の消去にも繋がるだろうと感じる。
今はキムヨナ選手のような演技を目指して欲しい。
もし浅田選手が完全にキムヨナ選手の水準にまで昇華したらジャンプ能力分確実に浅田選手が有利になる。
そして奇麗に質の高いジャンプを飛ぶ練習をする事で副産物的なメリットと必ず出会うことだろう。
それによってどれだけトリプルアクセルを飛ぶ事が楽になり、更にその上のジャンプへのチャレンジの可能性も見えて来るか・・・敢えて回避する選択肢はないだろう。
超えられる可能性が低い高みに挑戦するよりも確実に、しかしその中で最大限最高な点数を取れる方を選択すべきだと強く感じ、推したい。
キムヨナ選手を見ていると非常に理に叶った素晴らしい道を作ったなと関心するばかりだ。
彼女のプレッシャーは浅田選手のプレッシャーの数倍はあると思う。
日本人よりも暴言が好きな韓国人、そしてフィギュアは男女通して唯一の存在であり、しかも世界女王でもあるそのプレッシャーは計り知れない。
もし、その立場でジャンプにかけるタイプの選手ならとっくに潰れているだろう。
浅田選手がそれに気付いて方向転換したならば、2年後の世界は確実に変わると信じている。
もし、表現や1つ1つの技のレベルを最高レベルにまで昇華したならば、ジャンプは1つの要素であり切り札ではないからもっと楽に飛べるだろうね。
わざわざ自分の首を絞める必要はなく、また人間は成長するものだから今の状態に固執する必要はないだろうね。
力んだ肩の力、抜いていこうよ!
試合は楽しんだ者勝ちだね。
バンクーバー五輪、良い結果になると良いな。


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